こんばんは。
といっても此処には既に誰も居ない。
私を含めて、ね。
あれから既に何年も月日が経っている。
単刀直入に行って、とっくの昔にあの日々は過去になっている。
ああ、想い出になっている。
確かに堕ちに堕ちたが、それだけホンキだったと言う事だ。
本気で助けたかったから、その分堕ちる度合いが激しかった。
ただそれだけの事だ。
実に問題ない。
それは、それ。
これは、これ。
結局この運命に逆らう術はなく。
逆らう気も無く。
今また同じ事をしている。
繰り返している。
巡る廻る輪廻の様に、メビウスの輪の様に。
私はこの螺旋から逸れるコト無く、離れるコト無く。
嗚呼、人は何故こうもか弱いのだろう。
あゝ、それでは私は何度目かの再起動を。
真の覚醒を。
…とっくにしてるんだけどな。
ま、どうでも良い事か。
私の事は私だけが知っていれば良いのだから。
此処は私の場所。
ならば少しでも欠片を残そう。
"意志表明"
としてこの地に。